6月の半ばに穂高(長野県)までツーリングに行きました。
新潟市内の自宅からですから片道260Kmくらいはあります。
当初、高速を使うかという話もあったのですが、今回はクラシックバイクも多い(トライアンフ&BSA)のと急ぐ旅ではないという事で下道で行くことになりました。
実は7月に北海道ツーリングを控えておりましたのでいいテストになると考えたわけです。
しかしよくよく考えてみれば他のバイクはアップハンドル、私のドカのみスワローハンドルとは言えセパハン状態です。
ハンドルを替えることも考えましたが、スクランブラー用にする場合ワイヤー類も長いものに替えなくてはいけません。結局、交換する時間もないままツーリング当日を迎えてしまいます。(涙)
梅雨時でしたので雨の様子が気になります。
1週間前から毎日週刊天気予報ばかり見ておりました。
何とか雨はかわせるかもしれない状況にはなりましたが、山の天気は変わりやすいので雨合羽は必需品です。
初日は穂高へ向かって走ります。トラブルもなくいいペースで走っていたのですが、私のドカはセパハン状態に殿様ステップ。まったく窮屈で仕方がありません。半分も走らないうちに左手首が痛くなって根を上げてしまいました。
整体をやっている友達が調整をしてくれたので多少良くなりましたが、それでも力が入りません。どする?もうここから先は何も考えずただ走るだけ。(涙)
最後の最後で雨がひどくなり、雨合羽を着て走りましたが、無事宿に着きました。
夜はがっつり喰ってがっつり飲んで寝ちゃいます。
さすがに昨日のように手首が痛いと走り切れる自信が無かったので苦肉の策でハンドルをひっくり返すことに。
今回の宿はライダーのための宿ということで、整備スペースや工具が完備されています。
朝っぱら6時からハンドル廻りをばらしました。
ワイヤー類をはずし、ステアリングダンパーをはずし、ハンドルクランプをはずすのですが、スペースの無い中に入り組んでいます。
なんとかハンドルをひっくり返してつけることができました。
フロントブレーキワイヤーがちょっときびしいのですが、ブレーキも引きずってないようなので、まあいっか!です。(笑)
例の殿様ステップとの相性も悪くありません。
ちょっとカッコ悪くなりましたが、とりあえずこれで行きましょう。
走り出してみるとこれがまた快適でポジションが非常にラク!
前ステップにスワローハンドルだと足の窮屈、手首も窮屈、首も窮屈だったのですが、これだと全く苦になりません。むしろ鼻歌うたいくらいの快適さです。(笑)
まさかまさかの快適さです。(笑)
帰りは途中寄り道をしたこともあり、300kmを越えましたがずうっとご機嫌です。
今回は下道ツーリングでしたので常用回転域は2000回転から2500回転、ちょっと回しても3000回転くらいです。
ドカ450シングルは4000回転超えるとひどい振動が来るので高速道路を走り続けるのはちょっと避けたいのですが、この回転域なら不快な振動も来ず逆にファンネルからのシュッシュッシュっていう吸気音と乾いたエキゾーストノートが快感をもたらすのでアドレナリンが全開ダダ漏れです。(笑)
乗ってても楽しくってしょうがないんです。
それもゆっくりとしたペースです。
前に250のスクランブラーに乗せてもらった時を思い出しました。
おかげ様で事故もトラブルもなく、無事帰ってこれました。
一緒に走ってくださった皆さんに感謝いたします。
それで一番驚いたのが燃費の良さ、全走行距離358マイル(572.8km)に対し、使ったガソリンは17.8リットル。燃費はリッター32.2km/Lとなりました。
これで7月の北海道ツーリングの目途が立ちました。
次回、北海道ツーリングの件を書きますのでお楽しみに!
たまたま苦肉の策だったハンドルの燕返し(スワローハンドルの裏返し)がスーパーカブのような快適さをもたらしてくれたというお話でした。(笑)
燃費もここまで伸びるとはちょっと驚き!
追伸:takedaさん、写真お借りました。ありがとうございます。
ご覧いただきありがとうございました。
ご参考にしていただければ嬉しいです。
※ハンドル廻りのパーツ(セパハン、SCRハンドル、レバー類、レバーアジャスター、チョークレバー左右、アクセルホルダ、ワイヤー類等)の入手も可能です。
詳しくは下記リンク先ページのエンジン系を見ていただくか、8.ハンドル系リスト(PDF)をダウンロードしてください。