先日、2月末にeBayで見つけた450mark3(ブルーメタ)のクラッチ&プライマリーが届きました。
よくある1台まるまる解体された状態での出品でした。(たぶん100点くらいになってました)
スタート価格も安く、なんと1セント(ドルではなく)です。
eBayの場合、ヤフオクのような自動延長は無いので、最後の一瞬で勝負が決まるところに面白さと悲喜こもごもがあるのですが、何とか落札できたのが今回のクラッチ&プライマリーです。
金額は日本円で766円と奇跡のように安かったのですが、送料が地獄のように高かった!
なんと8,598円!
え~~~! 11倍かよ~~!!!
なんとかならんの~~?
出展者に相談しましたが、重量があるのでムリだと、、、、、。
クラッチが重いんじゃなくて、クラッチは重かったという悲しい出来事がありましたが(笑)無事手元に届きました。

さて、無事届きました。
よくある解体出展のパーツって状態の悪いにも多く、届いてガックリというのもあるんです。

ところが見ての通り、なかなかいい感じなんです。

さっそくバラシてみましたが、スラッジも少ないですし、残っていたオイルもきれい、そしてクラッチプレートの厚みも27㎜あり使用には全く問題ありません。(クラッチプレートはフリクションプレートとプレインプレート(スチール)全体で厚さ27㎜が新品、25㎜が使用限度)
これなら今組もうとしている350エンジンに使えると喜んだのですが、でもどうも違和感が、、、、。
試しにドライブ側のギアの歯数を数えてみました。
プライマリードライブ(1次減速)は350と450は同じものを使っているので、ドライブギアは27丁のはず。(27:57→原則比2.111)
が、なぜか28丁あります。
老眼がひどくなってきたかな?と思い、何度も数えましたがやはり28枚あるんです。(謎)
そんな馬鹿な!と思い、ドリブン(クラッチドライブ側)も数えてみました。
これは59丁ありました!(通常は57丁)
なんだこれ!パチモンか?

減速比は2.107(28:59)なので、他の350、450のものとそう違いはありません。
もしかすると最終後期型の450に使われていたのでは?という事で納得することにしました。たぶん、一生の謎だと思います。(笑)
写真は左から今回の450mark3用、真ん中が450RT用(350&450用)、右が250用(ナローとワイドは同じ)になります。(250用は24:60→原則比2.50)
微妙に違うのがわかるでしょうか?
念のため、記録用に残してある450と350の写真を確認しましたが、やはり27:57です。
う~ん、わからん。(謎)
というわけで未だ謎に包まれていますが、とても貴重なパーツが手に入ったという事で喜ぶことにしましょう。でもなんでなんでしょうね?
わからんな~~?(笑)
ご覧いただきありがとうございました。
ご参考にしていただければ嬉しいです。
※クラッチパーツ(フリクションプレート、クラッチスプリング、ロッドキット、ロッドシール等)の入手も可能です。
詳しくは下記リンク先ページのエンジン系を見ていただくか、1.エンジン系リスト(PDF)をダウンロードしてください。