先日、スクランブラー(ワイドケース初期型)用フロントフェンダーのケーブルガイド部分についてお問合せをいただきました。

手許にあったフェンダーを見てみると確かにサビが出ています。ここは水がたまりやすいのかもしれません。

いい機会なので寸法を測りました。運悪くもげちゃった方は修復時のご参考になさってください。

【ここにスピードメーターケーブルが通ります。】

右側ステーの輪っかになった部分がそれです。ここにスピードメーターケーブルが通るようになります。

【ガイド部分の外径は約20ミリ】

ガイド部分の外径は約20ミリくらいです。

【輪っかの太さは3.3ミリくらい】

ガイドの輪っかは3.3ミリくらいの太さです。

【輪っかの付いている位置はステーの端から12㎝くらい】

ガイドの輪っかはステーの端から12㎝くらいの位置です。

写真を見てもわかるようにこの部分はサビが発生しています。

水がたまりやすいのか、溶接のビードのせいなのかはわかりませんが、傷み易いのは確かです。ぜひこの機会にサビ落としとタッチアップをしてあげてください。

また、スクランブラー用のフェンダーは前後ともまだリプロされていません。今付いているものを大事に長く乗ってあげてください。

ご覧いただきありがとうございます。

追伸:ひとつ忘れてました。スピードメーターケーブルのブレーキドラム側はDリングで留められています。もしこのガイドを通す時に輪っかに入らなければ、Dリングをはずしケーブルナットをはずしてワイヤーを輪っかに通し、その後ケーブルナットを入れてDリングで留めればOKです。

【ケーブルアウターにDの刻印があります】

私の450Mark3desmo(31.5φフォーク)も同じタイプが使われてます。


※現在イタリアではスペアパーツのリプロ(再生産)が進み、パーツの入手に関しては何ら心配のいらない時代になってきました。ちょっと前までは考えられないような細かいパーツも供給されており、DUCATIシングル好きにはホントありがたい話です。

詳しくは下記リンク先ページを見ていただくか、より詳しい各カテゴリーリスト(PDF)をダウンロードしてください。

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